チュツオーラ「やし酒飲み」読了2014年11月30日 21:05

 エイモス・チュツオーラ「やし酒飲み」読了

 いやぁ、ぶっ飛んでた。

 やし酒飲むしか能がない、10歳から大やし酒飲みの主人公。ところで、やし酒(Palm-Wine)って何だ?すでにこのへんからしてあやしい。

 父親からあてがわれた専属のやし酒造りの名人が死んでしまったので、彼を取り戻しに旅に出る主人公。もう、この旅がとんでもなく素っ頓狂なシロモノ。

 全編パワフルでカラフル、暗い・悲しいなんてものはどこにもない。痛快明朗そのものである。


 前編読了した後、頭の中に聞こえてきたのは、バカボンのパパのあの名セリフだった。

 これでいいのだ!