病み上がり2017年02月14日 23:16

 先週末、どうも悪寒がすると思って体温を測ると、38.5℃ある。

 流行遅れ気味のインフルエンザかと思い、翌朝病院へ。体温は39.6℃まで上昇。

 さっそくインフルエンザチェック、しかし結果は陰性。血液検査の結果、炎症反応と白血球が以上に増加。下痢症状もあることから、細菌性の腸炎らしいと診断。

 これぐらい発熱していると、かえって気分はハイ状態だったが、家に帰って薬を飲んで、布団に入るともういけない。24時間以上、意識は夢うつつを行ったり来たり。水と薬以外は何も口にできないままだった。

 おかげで若干減量には成功したが、筋肉も衰えているので、今ひとつ微妙に身体感覚に違和感が残っている。

 何はともあれ、健康一番。

The Glenturretを飲む2017年02月16日 22:00

 The Glenturretが手に入った。10年もの。最古の蒸留所(1775年創業)で生み出されるシングルモルト。さっそく試してみることにする。

 色は薄い金。香りは華やかなハチミツやバニラの香り。口に含むとふわっとした甘さ、その後オイリーな刺激がくる。エステル臭やバニラ臭、かすかに柑橘系の香りも感じる。その後、モルトの香り。スモークの香りもかすかに遠く感じる。

 後味も、わずかに引くが、すっきりとしている。甘さに媚びず、かと言ってゴリゴリと力押しもせず、人当たりがいいが、どこか筋の通った凛とした佇まい。さすがに長い年月生き延びてきただけのことはある。

 大事に、でも肩肘張ったりせずに飲みたいモルト。

「虐殺器官」鑑賞2017年02月18日 07:15

 「虐殺器官」を鑑賞。昨年秋公開予定が、制作会社倒産のため、暗礁に乗り上げたといういわくつきの作品。まずは完成・公開されたことを喜ばねばならないだろう。

 原作は伊藤計劃の同名小説。SFであり、ポリティカルアクションであり、冒険小説でありと、多方面からの絶賛を受け、2000年代以降のSFやミステリ、冒険小説に大きな影響を与えた傑作。

 しかし、映画は原作にほぼ忠実かつ、大ネタである「虐殺器官」の解説についてもかなりわかりやすく解釈しているものの、伏線の不十分さ、例えば主人公の相棒の最後の行動の動機に繋がる伏線の薄さ、主人公の最終決断に繋がる伏線が原作にはあったが、この作品では完全にオミットされている点、ガジェットの説明放棄による行動理由の不明確さなど、原作を読んでいない、またはSF的近未来ガジェットについての知識が希薄な観客には「難解」と言わざるを得ない。

 制作も追い詰められ、原作の重さと期待に喘ぎつつ、必死になって作品世界を構築したといった、余裕のなさが感じられる。非常に健闘した作品であることは間違いないが、観客に求めるハードルもまた跳ね上がってしまった。

 また、一箇所原作と大きく場面設定を変更したため、かなり不自然と感じる部分もある。上空を飛ぶヘリコプターが撃墜され、そこから放り出された「通常装備」の兵士が、果たして無傷で地上に落下できるものだろうか。

 また、伊藤計劃の3長編を映画化するというフジテレビ・ノイタミナのフォーマットありきだったのだろうが、エンディングテーマは、作品世界のイメージとは著しく外れてしまった。視聴率凋落の一途をたどるフジテレビの悪い面が覗く。

 上映前の予告編も、ほとんど邦画ばかりになった。高校生同士の恋愛もどきのじゃれ合い、女子中高生の夢妄想+変身願望、カードゲーム系アニメ+マトリックス+アイドルといった、黴の生えたような作品群。「君の名は。」のように、丁寧な伏線とコテコテの王道メロドラマであっても「難しい」と言う一般の観客に、果たして「虐殺器官」が受け入れられるかどうか。マーケティングの課題は大きい。あの原作にしてすら、「難しくてわからない」と投げ出した、理数系専攻の高学歴の読者を数名、私は知っている。

 虐殺の文法を、一体誰がアメリカに、日本に、世界にばらまいてしまったのだろう。

甘酒品薄2017年02月19日 23:16

 甘酒が品薄なのだそうだ。

 いつものごとく、マスコミが「健康によろしい」という番組を打ったらしい。納豆事件ももうほとぼりがさめて、またぞろ同じようなことが繰り返されている。

 甘酒をいくら飲んでも、要は規則正しく食べ、しっかり寝るという点に限るだろう。夜ふかし、不規則な食事、惰性のようにやめられない残業、習慣のようになってしまった休日出勤などをやめない限り、所詮小手先の健康法に過ぎない。木を見て森を見ずとはこのことだ。

梅の季節2017年02月20日 22:06

 梅の花がほころび出した。

 夜明けも早くなり、日没も伸びてきた。暦の上だけではなく、草花も日の長さも、着実に春の到来を告げ始めている。

 今年はどこかに梅見に行こうか、それとも久しぶりにのんびりと花見もいいな、などと考え始める時期がやってきた。気分も軽くなる。