総選挙2017年09月28日 23:38

 総選挙、本決まりとなる。

 次の国政を担う「政党」を選ぶ選挙だという。

 だが、はっきり言って、今回の選挙で本当に求められているのは「政党」ではなく、「総理大臣」そのものの認否ではないか。今回の選挙の本質的争点はこの一点に尽きる。

 だが、この国の選挙では、この争点を直接解決する手段はない。

 争点をずらした選挙に、はたして有権者はどのように対処し、投票すれば良いというのか。政権担当能力を考えれば、無難な政党はおのずと絞られるが、その結果、歓迎したくない人物が総理大臣として信認されることになるのなら、選挙そのものが選挙民の意志とは乖離した結果しか生み出さないものになる。これでは単なる茶番だ。

 太平洋の向こうでも、選挙でなかなか困った結果が生まれたが、この国でもそうなりそうな嫌な予感がする。