「ゲーム・オブ・スローンズ」を観る2018年01月02日 22:46

 評判のアメリカTVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」をシーズン1からシーズン6まで全話通して観た。

 原作がしっかりしている作品(SFの世界では有名なジョージ・R・R・マーティンの原作)であり、じっくりとシナリオ化してあるのだろう。非常に重厚で、息をもつかせぬ緊張感が心地よい。

 残虐シーンやエロティックなシーンもふんだんなので、家族でお茶の間で観るというわけにはいかないだろうが、ビジュアルや音楽も含め、そのまま劇場公開でも問題ないクオリティはすばらしい。いまだに「ファンタジーはこどものもの」と思い込んでおられる方も少なくないようだが(ファンタジーをおとぎ話風に敬体で翻訳した翻訳者や出版社の責任は大だ)、それは大きな間違いだということがはっきりとわかるのではないだろうか。

 これを観たあとでは、最近頑張っている我が国の某TV局が作成したファンタジードラマは、あまりにチープで観ていられない。もっとも2次元を超えることができない出来であったのだから当然と言えば当然か。

 最近、第7シーズンもソフト化された。配信ならもう視聴可能だ。楽しみである。