児童相談所2018年10月28日 20:50

 児童相談所ができると、土地のイメージが悪くなるそうだ。
 治安も悪くなるそうだ。

 土地のイメージや治安が悪くなると、地下が下がり、土地の価値が下がるのだそうだ。

 だから、児童相談所は迷惑なのだそうだ。

 金が一番、見栄が二番といったところか。資本主義そのものだ。

 資本主義の目的である「済民」は、みんなどこかへ忘れてきたらしい。

 児童相談所があろうがなかろうが、治安を乱す連中はどこにでもいるではないか。

 この国で、豊かで人も羨む渋谷とかいう街で、この国では起きないと思われている暴動もどきが、それも平時に、得体のしれない猿真似イベントに便乗した連中の手でおこなわれているのが何よりの証拠だ。あそこに集まるのは、決して貧しく教養も学歴もないものばかりではないはずだ。治安が悪いだの、イメージが低下するだのと心配するのなら、渋谷は直ちに閉鎖して、立入禁止にしなくてはなるまい。もちろん日本最大の児童相談所もそこに作れというのだろう。

 第一、お金持ちの家から児童相談所のお世話にならなければならない人間が絶対に出現しないという保証など、どこにもないではないか。

 一番迷惑なのは、こんな馬鹿げたわがままを大声張り上げて喚く連中の声に隠されてしまった、普通の人々だ。