黒糖焼酎「れんと」を飲む2020年01月01日 20:27

 家族が帰省して、少し大所帯となった。勢い酒の好みも違い、リビングのテーブルには数種類のボトルが並ぶことになる。

 そんな中でもずいぶん久しぶりの登場となったのが黒糖焼酎「れんと」だ。発売されたのは平成にはいってからの焼酎で、発売当初に「音響熟成」(タンクにクラシック音楽の振動を与えて熟成効果を得る製法。振動にはダイナミックレンジが必要なのでクラシックが最適とのこと)という面白さと黒糖焼酎という珍しさも手伝って一度飲んだことがある。その後焼酎からは離れたので、今回は久々の再会ということになった。

 きれいなブルーのボトルは変わらず。25度なので少々強め。口に含むと黒糖のかすかな甘い香りと、やはり上品な甘さが口に広がる。甘さはしつこく残ることはなく、スッキリと消えていく。上質の白ワインに近い感覚だ。もっとも度数が高いので、飲みやすいからと言ってグイグイやると足元が怪しくなるのは間違いないだろう。

 価格も手頃だし、スタンダードな焼酎が苦手な向きには良いかもしれない。