crowfield blog

　先日audio-technicaのATH-LS50を買ったというのに、物欲に負けてワンランク上のATH-LS70をついポチってしまった。というわけで、さっそく試してみる。

　LS50との差はかなりある。LS50が音像を遠くに定位させて広がりをもたせるのに対して、LS70は音像がぐっと近くになり、音の塊の中に頭がすっぽりおさまっている感じだ。

　低域には粘りのようなものが出てきて、聴いていて気持ちがいい。決して鈍重であったり、こもっていたりしない、血の通った低音だ。中高音の伸びもLS50よりあるようだが、トータルとしてのバランスがいい。LS50はLS70に比べると若干タイトで硬めのように感じる。いい悪いではなく、それぞれの個性の問題レベルではある。

　もっともLS50は少しエージングが進んでいるのに対して、LS70はおろしたての音だ。ボンつきスレスレの低音が締まってきたLS50のことを考えれば、LS70がこれからどう変化するかも楽しみだ。