Kindle fireにtechnics music appを…2020年03月09日 23:22

 Kindle fireから家庭内のDLNAサーバにアクセスして音楽を聴くには、デフォルトの音楽プレーヤーか、VLCプレーヤーを使うしかないと思っていたが、スマホにはTechnics Music Appという高音質のアプリが存在する。Fire OSももとはと言えばAndroid、なんとか使えないものかとトライしてみた。

 これ以下はあくまで自己責任で。何が起きてもこちらは責任をとれない。

 ネット上で「Andorid用のTechnics Music App APK」のダウンロードを検索する。Google Playをどうにかする必要はない。

 サイトの「ダウンロード APK」をクリックする。警告が数回表示されるが、目をつぶってインストールする。これだけであっさりインストールは終わる。起動も問題ない。

 音質は折り紙付きだ。デフォルトのプレーヤーもVLCも決して悪くはないのだが、Technicsを聴くと勝ち目はない。定位の特に上と奥行き方向への拡大、音像のシャープさ、そしてなにより、匂いや肌の温度感まで伝わってきそうなほどの空気感は圧倒的だ。

 このアプリがUbuntuにも導入できれば…これは欲張りか?

Bill Frisellの「Harmony」を聴く2020年03月11日 22:32

 ビル・フリゼールの「Harmony」を聴く。

 冷たくひんやりと広がる空気を感じる1曲目「Everywhere」のインロトから、静かで穏やかな世界が始まる。ペトラ・ヘイデンのイノセントなヴォーカルが心地よい。

 ジャズに分類されているが、一般にイメージされる熱くビートにのった感覚ではなく、静謐に、美しく流れていく曲の数々。「Red River Valley」は、ある程度の年齢層なら音楽の時間にたいてい歌って(歌わされて?)いたあの曲。懐かしい一曲だ。

 リラックスしながら聴くのに最高な一枚。ただ、再生装置には気を使いたい。プアな音ではもったいない。

パンデミック2020年03月12日 23:16

 パンデミックであると、WHOが発表した新型コロナウィルス。

 実際には現実を追認しただけのことだと思うので、今更右往左往するまでもない。コロナウィルスそのものは「風邪」ウィルスの一種なのであって、風邪を引かないようにする以外、何の対策もない。風邪ウィルスの特効薬は未だにないのだから、新型コロナウィルスの特効薬を作るのも難しい作業となるだろう。

 風邪ではめったに人は死なないと大抵の人は考えている。だから毎年「パンデミック」なのに、誰も騒がない。だが、風邪がもとで肺炎になって命を落とす人は少なくない。特に高齢者。過程は違っていても、現象面では今回も毎年の風邪も同じだ。しかし中国で「新型の風邪」が現れると、世の中(特に経済界)はひっくり返ってしまう。人間の作った社会システムがいかに脆いものであるか。

 追い詰められると、人間の本性が剥き出しになる。まさに「民度」が試されているわけだ。人の「理性」の脆さも試されている。また、そんな脆さを受け入れる「受容」能力も試されている。ノートレランスやバッシング、ヘイトやネガティブキャンペーン、はては陰謀史観的言説まで、ネットの上では普段にもましてこの手の言説がはびこるのではないだろうか…

 自戒を込めて…くわばらくわばら。

イヤホンを新調2020年03月13日 23:00

 長く使ってきたpanasonicのフック型イヤフォンが壊れてしまったので、それを機にちょっと高めのイヤフォンを購入した。

 audiotechnicaのATH-LS50のレッド。このシリーズでは最安値のモデルだが、なにせ田舎の家電店では、これでも最高級品扱いである。選んでいる最中も店員が寄ってきてはあれこれと素人臭い釣り文句を言ってきた。うっとおしかったのもあり、audiotechnicaのヘッドフォンは以前から好きだったので、購入。

 スマホやタブレットでまずはお試し。もちろんアプリはTechnics Music App。豊かだがボンつかない低音、スッキリとした中高音で、派手さは感じなかったが、空気感や定位の良さは明らかに違う。使用直後の音のぬるさはエージング不足(大抵のイヤフォンやヘッドフォンはエージングすると音が落ち着く。自分の耳とヘッドフォン、お互いのエージングもある)だろうと判断し、しばらく使い続けてみる。

 数日経つと、低域と中高域のバランスが落ち着き、すうっと伸びる中高音と沈み込む低域、ジャズやロックのビートが心地よい。クラシックも悪くない。イヤフォンにありがちな低域を絞って中高域の抜けを良くするウォークマン的なチューニングでもなく、重低音を売りにしたイヤフォンのようにボンつくファットな低域でもない。心地よいバランス。

 これならとVolumioのライン出力にsansuiのST32トランスをつないででインピータンス整合したヘッドフォン出力につなぐと…爆音!今までこんなに大きな音ではなかったと、慌ててソフトウェアボリュームを絞ると、50%程度でなんとか実用的なボリュームに…もちろんVolumioのソフトウェアボリュームをここまで絞るとビット落ちで音質は劣化する。空気感が薄れて、下手をするとスマホのTechnics Music Appよりプアな感じに。調べてみると、これまでのイヤフォンのインピーダンスは20Ω。LS-50のインピーダンスは…11.5Ω!これまでの約半分しかない。インピーダンスが低ければ、簡単に言うとボリュームは大きくなるので…爆音に。

 慌ててボリューム調整機能付き延長ケーブルを買い込んで試してみると…一安心。VolumioもLS-50も本領発揮と言ったところか。ここまでくれば、やはりポータブルアンプが欲しくなる。

 実売で7000円弱、ネットだともう少し安いかも。普通のユーザならちょっと考える値段だが、とんでもなく高価と言うほどでもない。ちょっとした贅沢レベルか。ちょっとした贅沢レベルで、得られる音楽体験はそれ以上のものになる。もっとも、音源のプアさも見えてしまう製品でもある。つまらない音に聞こえるイヤフォンなのか、イヤフォンがつまらない録音を暴くのか。音響機器の評価にはこの問題はつきものだ。少なくともこのイヤフォンは、いい録音をきちんといい音で聞かせてくれる。プアな録音もそれなりに。モニタータイプとはそこが違うようだ。

Volumio2のアップデート2020年03月15日 19:25

 Volumioをしばらくポータブルで使っていた。wifiはホットスポット設定として、これにスマホやタブレットをwifi接続してVolumioを操作している。当然この設定ではVolumioはインターネットにはつながらない。インターネット接続はもっぱら有線LANが受け持つ設定にしてるが、自宅でVolumioをしばらく使っていなかったので、アップデートがお留守になっていた。

 久々に自宅で有線LANを接続し、アップデートした。ヴァージョンは2.714、今月2日にアップデートしたばかりだ。PC上のブラウザでアクセスすると、設定のギヤアイコンがなくなり、画面左端に設定メニューが常時表示となっている。ホーム画面から選曲操作もそのままできるので、便利と言えば便利だ。せっかくインターネットにつながっているので、ウェブラジオを選択してみると、「Local Radio」のアイコン。何だろうとクリックすると、地元のサイマルラジオがプリセットされている!「マイウェブ放送局」には以前設定したらじる★らじるの設定が引き継がれている。「国別」アイコンもあるので、クリックするとAsiaやAfiricaと言った世界地域のセレクト、Asiaを選ぶとアジア諸国、Japanももちろん。もしやと思ってJapanを見てみると、各県の名称がローマ字表記、そして各県のサイマルラジオ曲がプリセット、もちろん全国のサイマルラジオ曲がちゃんと聴ける!

 Volumio経由でサイマルラジオが全て聴取可能となっている。

 設定を探し出して応用できれば、便利かも…というより、raspberry pi zeroにドーターカードのI2SDACパワーアンプを乗せて、スピーカーを取り付けて、タッチパネルディスプレイを取り付けて、VolumioのGUIプラグインを入れてしまえば、小型ネットラジオ+ミュージックサーバが出来上がってしまう。

 amazon musicをvolumio取り込むのにはハードルが高そうだが(本家のサイトでも芳しくない反応のようだ)、それ以外なら問題なさそうだ。DLNAで音源を確保すれば、家中の音楽環境は簡単に出来上がってしまう。すごい時代になったものだ。