値上げ2022年01月12日 20:43

 小麦粉、乳製品、食用油etc.etc.

 値上げが相次いでいる。ガソリンも高騰状態のまま。輸送コストが跳ね上がっている。

 農業にとって都合の良くない気候変動のために農作物も不作。食材のニーズは高まるが、供給量はそれに追いつかない。マックフライポテトがそれを象徴している。

 おまけに、景気対策と称して輸出産業に有利なように円安政策に走ったが、思うように人件費に利益が還流せず、食料の半分以上(肥料や種苗を含めればもっと多くの量)を海外に依存しているのだから、食料品の値上がりは必然。

 だいたい、「人件費」を「コスト」と称して、「コストカット」こそ経営の王道だと言いつづけていた経営者たちが、「給与」という「コスト」を簡単に増やす体勢に代われるとも思えない。世界トップシェアの某自動車メーカーを擁しながら、この国の通貨の価値は急降下している。給与は増えず、生活に必要なものを手に入れようにも、価値の低い通貨で海外から食料を調達しなければならない。円安誘導は失策と言っていいだろう。

 かつてのオイルショックでも似たような状態が発生した。スタグフレーションである。世界もそれには警戒し始めているようだ。ただ一つ、その頃と違うのは、我々にはすでに「ほしい物」がなくなってしまったということ。低価格でそこそこの品質の商品が手に入る今、高品質を追い求める必要もなく、生活必需品の価格が高騰して「浪費」に回す余裕もない。ひたすら生きるために「消費」し続けるだけだ。

 今年は「堪える」年になりそうだ。