立秋2016年08月07日 22:24

 立秋。暦の上では秋。

 猛暑続きだが、確かに早朝は風が冷たさを増してきた。近くで鳴くセミの中にもツクツクホウシが混じり始めた。

 本来なら七夕はこの時期、つまり初秋の行事だ。今でも月遅れの七夕を祝う地方はあるが、確かにこの時期のほうが星がよく見える。最も現代では、星ではなく花火を見上げるところも多いかもしれない。

 立春・立花・立秋・立冬の前日はすべて「季節の分け目」ということで、「節分」だ。現在では立春の前日のみが一般に節分と呼ばれていて、いつの間にやらローカル縁起だった「恵方巻き」にかぶりつくというイベント商法が盛んになっている。

 昨日、太巻きが店舗に並んだスーパーを見かけた。何でも「夏の恵方巻き」なのだとか。次は立冬前日の「秋の恵方巻き」だろうか…