豪雨災害2017年07月06日 23:48

 梅雨も末期となると、水害が毎年と言っていいほど発生する。そして、今年もやはり大きな水害が発生してしまった。

 自然は決して人間に都合のいいものではない。恵みもあれば、災いももたらす。人智ではどうしようもないことだ。

 そんな自然を畏れることを忘れた時、天災は人災となる。災害が起きるたび、そんなことを考えさせられてしまう。

 いずれにせよ、被災された方々に1日も早く安らぐ日々が戻りますように。

懐かしい言葉2017年07月10日 23:53

 記憶にございません。なんと懐かしい言葉か。

 当時は大人から子供まで、みんなが口にして笑っていたものだ。子供が羽目をはずして使いすぎて、大人からこっぴどく叱られたことも多かった。

 当時の首相は、結局有罪判決を受けて拘置所に送致されたのだが。

学校の体育館2017年07月11日 23:31

 子供に冷暖房は贅沢だなどと言っていた時代はずいぶん遠くなった。今時そんなことをしたり顔でいうのは、かなり時代錯誤的な御仁だろう。すでに多くの家庭で発生した熱や冷気は、室外機によって大量に野外に吐き出され、アウトドアでの冬冷房・夏暖房は加速の一途だ。いつまでも昔が続くなどという脳天気なことは言ってはいられない。

 学校の体育館は、そんな中で冷暖房が完備されていない場所と言えるだろう。体育で使うのだから、夏はどうせ汗をかくし、冬はすぐにあたたまると言った理屈でもあるのだろう。本音を言えば、設備投資を含めた冷暖房費の予算がつかないと言ったところだろうか。

 だが、一度災害が発生すると、学校の体育館は避難所として活用されることになる。水害が多く発生する夏、雪害の冬、地震など季節を選ばない災害も多い。そして、冷暖房のない体育館での避難生活が長引けば、確実に健康状態は悪化する。

 学校の体育館こそ、自家発電装置も含めた冷暖房を早急に完備しておくべきではないのだろうか。子供の贅沢などという問題では決してない。

理屈と現実2017年07月12日 23:13

 家庭科で育児をいくら習っても、実際に赤ん坊と暮らして世話をしている人間にとっては、たいして役に立たないというのは、確かなことのようだ。そういう体験をした知り合いが複数いる。所詮学校や本で学ぶのは理論上の話。現実は理論を超えたパラメーターがあまりに多くて、出たとこ勝負で載り切らなければならないことのほうが多い。理論は無駄にはならないが、鵜呑みにしているだけでは何の価値もない。

 経済生活にしてもそうで、理屈通りに行くのなら、ソ連は崩壊しなかったし、世界中の戦争もとっくに終わっているはずだ。企業が倒産することもなく、リストラや低賃金であえぐこともない。

 そんなことがわからなくなっている人が増えているのだろうか。常識では考えづらい事件がいろいろと報道されている。食塩水を飲む赤ん坊など効いたこともないし、接触面が不足しているエスカレーターに、決して軽くない車いすを乗せれば、当然危険だ。夏場の塩分補給という理屈や、エスカレーターに車いすを載せるというノウハウを鵜呑みにして、それが現実ではどれほどおかしいかについては考えが回らなかったのであろうか。

 理屈を信じて現実を無視する。誰もが陥りがちなことではある。

短期決済2017年07月13日 23:24

 世の中、短期決済が横行している。

 企業は株主に対して、また株価に対して過敏なほどの神経を使い、四半期決済どころかひと月ごとの決済に右往左往している。

 学校も子供の在校年限以上のことはあまり考慮せず、目の前のことに汲々として、国家百年を考えた教育など画餅に過ぎなくなっているようだ。ノーベル賞受賞者が口々に、これから日本の学者はノーベル賞を取れなくなると言っているが、試行錯誤ではなく、短期に結果を求められる以上、効率的な失敗のない研究ばかりになれば、それも当然のことだろう。性交が約束されている研究とは、誰かが性交を保証した研究の追認に過ぎない。

 どこかの政治も、短期に力で押し切って強引に法案を成立させるなど、なかなか効率的だ。短期の儲けに目ざとく、堪え性がない株主と違って、有権者はさすがにこれにはダメ出しをしているようだが。

 少々怖いのは、堪え性のない株主も、実は有権者とかぶっているということだ。