2022年の始めに2022年01月01日 20:22

 2022年元旦という、人間が仮想社会で区切りとして使う日が来た。

 世界は相変わらずきな臭い。COVID-19も再び数を増やしている。ことしは「固有地名や名詞を連想させる名称を伝染病に使わない」という配慮を日本のマスコミは守るのだろうか。それともそんな配慮よりわかりやすい、人口に膾炙している、馴染みがあるなどという側面を重視するのだろうか。

 必死になって祝祭ムードを盛り上げようとしている世の中だが、一歩離れて人の姿もまばらな自然の中に身を置けば、そのような喧騒からもリセットされる。何も好き好んで人混みに出ていったり、同調圧力に乗って出かけたりする必要もなかろう。どうせ普段からそんな行動を取りがちなのだから、むしろ元旦ぐらいそこから離れるのも、区切りとしては有効だ。

 お祭り騒ぎばかりが祝祭ではない。静かに過ごすのもまた祝祭。そうでなくてもお祭り騒ぎの中で普段以上に忙しく働く人々もいる。頭が下がる。こんなご時世だ。ライフラインや社会インフラの維持以外の活動を休んでもバチは当たるまい。

 ICTで地域格差をなくすという話も出ていた。地方在住高齢者にどのようにICT機器について「学」んでもらうかを考えるのもいいかもしれない。これはなかなか難問だ。勉強嫌いの子供に授業を受けさせるのより遥かにハードルが高い。

 今年の抱負などと言うものは、ない。昨年同様、すべきことを着実にする、ただそれだけだ。これまで通り、新しくすべきことは出現するだろうし、継続すべきは継続、やめるべきはやめる。年が変わっても、それはかわらない。

紅白歌合戦2022年01月02日 20:56

 昨年大晦日の紅白歌合戦、1989年に2部制になってから最低の視聴率だったそうだ。

 そう言えば、たしかに1秒たりとも見ていなかった。元来嫌いな番組だが、家族と過ごせば数分から十数分はお付き合いで眺めることもあったのだが、今年は家族でずっと松重豊の「腹が、減った」を見つづけていた。

 LGBTQの問題や、全世代共通に楽しめる音楽が減ったこと(音楽の好みの多様化ももちろん)など、そろそろ刷新が求められている番組ではあったが、これまでなんとなく持ち直してきた。これを機に一度リセットするのもよいかもしれない。ノスタルジーにもたれかかると、あっという間に崩壊するのはどの世界も同じこと。

 NHK、特にEテレはかなりアナーキーに攻めた番組がある。「魔改造の夜」なんか、かなり面白い。Gテレも「ぼーっと生きてんじゃねーよ!」と過激に突っ込む5才児を登場させた。のはらしんのすけなみの破壊力だ。紅白歌合戦もそろそろアナーキーに攻めてはどうか。

お正月って…2022年01月03日 16:34

 今年も三が日が終わる。明日から仕事始めだ。

 年末年始、なんとなく今年はまったり過ごしたような気がする。これと言ったイベントもなく、TVも対して見ることもなく…むしろ配信再生端末と化していたような気がするし、それならなおのこと普段と変わらない。

 一週間ばかりリフレッシュ休暇が来ただけという感じがした今回の年末年始、気分を重くするのは年賀状の返事を書くことぐらいか。数年前から基本的に年賀状は出さないことにしたので、手書きで十分な程度の枚数しか必要なくなったが、今の御時世、結構億劫である。「あけおめメール」などというのも一時あったが、あのときは貧弱なネット環境でサーバがパンクするので自粛せよとの騒動だった。いまならLINEメッセージ程度なら問題ないだろう。こんなことを言うとJPには申し訳ないのだが…

 節目のお正月を迎えるには、少々心の豊かさが少なくなっているのかとも思ってしまった。

仕事始め2022年01月04日 18:02

 仕事始め

 出勤して一回り挨拶を済ませ、まもなく必要となるデータを整理し、職場内の施設を確認。

 年末にやりかけていた調査も済ませ、今日は早上がり。

 愛用のKindle paperwhiteのバッテリーが怪しくなってきた。カバーもあちこち破損し始めた。それはそうだ。第5世代なのだから、約10年現役の機体。OSもすでに更新されていないようだ。読書端末としては問題なく動くし、e-ink表示は目が疲れなくてありがたい。そろそろ新型に更新する時期が来たのかもしれない。しかし、amazonの初売りにkindle paperwhiteはピックアップされていない様子。ちょっと悩ましい。

Anna Maria Jopek2022年01月05日 16:28

 Anna Maria Jopek(アナ・マリア・ヨペック)というポーランドの歌手が最近お気に入りだ。

 ブランフォード・マルサリスとの共演アルバム「ULOTNE(幻想)」も良かったし、パット・メセニーとの共演アルバム「Upojenie」もいい。「ULOTNE(幻想)」は入手が難しくなっているようだが、「Upojenie」は入手可能、Amazon Musicでも聴くことができる。

 ディスコグラフィーを見ると、小曽根真との共演で「HAIKU(俳句)」というアルバムもあるようだ。これもまた興味津々。

YouTubeでもかなりの動画があるようだ。音源入手が難しくても、あまり音質や画質にこだわらなければ、気軽に音楽が聞けるようになっているのは嬉しいことでもある。コマーシャルベースに乗りにくい音源にネットでアクセスできるようになるのはいいことだ。

 もちろん、もっと気合の入ったクオリティのものは、きちんとお金を払って入手すべきである。