「ジャックと豆の木」「大列車強盗」を観る2023年02月25日 22:33

 「ジャックと豆の木」「大列車強盗」を観る。前者は1902年、校舎は1903年のモノクロ・サイレント映画。

 映画はその始まりからファンタジーや列車と相性がいいメディアだったようだ。トリック撮影による人間消失や二重露出による合成といった技術はファンタジーに適しているのは確かだ。
「ジャックと豆の木」はこの典型。豆の木の上の巨人がそんなにでかくないのはご愛嬌。とはいえ、ジャックと母親が巨人に天界を追われた天界の王族だという設定はびっくり。

 「大列車強盗」は元祖西部劇と呼ばれているらしい。全編ロングアングルでの撮影だが、西部劇としての型のようなものができているのは確か。ラストで犯人らしき男がアップでこちらに向かって銃を撃つというのは斬新。