「GOROGOA」をプレイする2018年06月20日 22:40

 「GOROGOA」というゲームをプレイする。

 シンプルな正方形の四分割の画面。そこに細密で美しい配色のイラストを入れ、ズーム・移動・重ねあわせを繰り返すことで、イラストが変化し、アニメーションが始まり、ストーリーが展開する。だが、このストーリーには言葉がなく、流れるのはSEと穏やかなBGMのみ。ヒントは映像内に提示されるが、簡単にはわかりにくい。

 難しすぎず、優しすぎず。美しいだまし絵の絵本をじっくりと読んでいくような感覚だ。久々に面白く、美しいゲームを楽しんだ。

Last Man Standingを聴く2018年06月21日 23:59

 Willie Nelsonの「Last Man Standing」を聴く。

 本当にこの人は80歳を超えているというのだろうか。若々しい声、若々しい音楽。枯れたなどという雰囲気は感じられない。もちろん歌詞は人生の最期に近づきつつある心境を歌っているのだが、悲しみや寂しさというより、凛とした強さや優しさ、矜持のようなものを感じる。

 決して古くない。エヴァーグリーンとはこういうことを言うのだろう。

Bombay Sapphireを飲む2018年06月24日 19:14

 Bombay Sapphireを飲んでみた。

 ジンは独特の青臭さ・薬臭さで苦手だと言う人もいるし、安いジンだと時に苦味を感じることもある。スーパーなどでもお馴染みのBeefeaterあたりがこれまでジンの定番ボトルだったが、Bombay Sapphireはお値段がその約2倍。ちょっと二の足を踏んでいた。ところがたまたま立ち寄ったスーパーでプライスダウン、1.5倍強のお値段だったので、試しに一度と買ってみた。

 Beefeaterは口に含むと、口の真ん中でどしっと主張する。ボディがしっかりしたマッチョな感じ。音で言えば広がりより芯のDENONのDL-103あたり。これはこれでなかなかのものだ。
 一方Bombay Sapphireは口の中で左右にすっと広がっていく。主張はきちんとしているが、この広がりはなんとも言えない。音で言えば音像の広いAudiotechnicaのAT-33系列か。

 Bombay Sapphireは主張を押し付けることもなく、しかしジンとしての凛とした存在感がある。ストレートにしても、ロックやソーダでも、それが変わることはなさそうだ。

いやな事件2018年06月26日 23:57

 警官を襲い、拳銃を奪い、小学校に向かい、警備員を射殺する。なんともいやな事件が起きた。

 この事件が近年になって急増した凶悪事件だというつもりはない。これまでにも凶悪な事件はいくつもあったし、分母を考えればこのような事件は減少しつつあるということだ。

 だが、拳銃を奪取するために警官を殺害したあと、犯人は小学校へ向かっている。これが恐ろしい。

 犯罪の動機が何かわからない以上、軽率な憶測はすべきではないが、もし最悪の事態が起きればと思うと、慄然とする。

希望が持てる?2018年06月27日 22:32

 富山の事件。2名の命が失われたが、子供たちは全員無事だった。

 一方で行政が及び腰にならざるを得ない状況下で、幼い命が虐待で奪われた。

 命がけで子供を守ろうとした市井の市民の姿を見ると、この国の希望を感じることができる。

 言い訳と保身、はぐらかしと揶揄、幼児的中傷と暴言、時代遅れの妄言がとび交う国政の場や最高学府を見ると、この国に希望を持つ気分が薄れる。