本気でやるつもりはないけれど…2020年01月08日 21:23

 「本気でやるつもりはないけれど」、うっとおしいやつを始末するために、他人の庭で暴れる。

 暴れられて、大切にしている存在を失ったら、それは怒るに違いない。仕返しに一発(いや数発)ぶちかます。でも、やっぱり「本気でやるつもりはないけれど」。

 どちらも、手を出すことで人気や支持が高まっている。自分だけの結論で引けるうちはいいが、引くに引けないところをすぎると、「本気でやるつもりはないけれど」などと呑気なことを言ってはいられなくなる。

 子供だって、最初から取っ組み合いの大喧嘩をしようとしてちょっかいをかけたりはしない。だいたい「最初は本気じゃなかった。」という。

 小さな子供の体と力なら、破壊力もさほどないだろうが、図体がでかくなると、その破壊力たるや凄まじい。でかい図体で小さな子供のような言動をするのが一番危ない。

 図体に見合った判断を。それが判断する人間の利益になるとは限らないが、少なくとも世のため人のためにはなる。