マイナンバー ― 2023年06月09日 21:08
マイナンバーでいろいろな騒動になっている。
マイナンバー=私だけの一意番号。つまりナンバーはそれぞれ一対の個人に対して交付されているわけだ。誰でもない、自分自身だけの番号。たとえ誰であろうと勝手に触れてはならない、社会の中での「個人の証」だ。
家族名義の口座に紐付けたということは、紐付けられた人は家族の中では「個人」として認められていないということになる。
たとえ赤ん坊でも、認知性を患った高齢者であっても、全て平等に独立した「個人」だと捉えることが、マイナンバーの基本。それを周知しないのも、理解しないのも問題だ。マイナンバーという概念には「代理人」「後見人」という存在は含まれていないのだから。システムの問題だけに限らない。この社会での「個人」の尊重という概念の根付き方もまた問題だ。
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