木材募集2017年07月25日 23:19

 オリンピックの選手村の交流施設を作るための木材を、全国自治体から無償を条件に募集するという。なんでもオリンピックが終わったら、レガシーとして返還するとのこと。

 いっそ洪水被害で溢れかえった流木をそっくり持って行ったらどうなのか。返却など不要。自由に活用した後は、適切に処理してくれればよい。

 オリンピック施設はどうやら組織委員会には古刹と同じものと捉えられているらしい。提供者が木材に自治体名を明記できるという。これはむしろ、提供した自治体に確実に後処理を転嫁するための記名に違いないだろう。

 ただで使わせろ。箔が付くから、後で廃材は自分たちで始末しろ。

 なんとも剛毅なアイディアである。

 そのうち、「金属が足りないから、鍋釜も無償で…」だの、「資金が足りないから、無利子で金を…」などと言い出さないか、不安だ。