羊文学「our hope」を聴く2022年06月03日 20:00

 羊文学のアルバム「our hope」を聴く。

 なぜかCDよりハイレゾ音源のほうが若干安価だったので、配信を購入。

 かなり社会的・政治的な香りのする曲が多いように感じる。悲劇的な終末を受け入れながら今を生きようとする人を描く「光るとき」や、ジャンクな幸せを詰め込まれ、それに不満を言うすべもないが、どこか満たされない、漠然とした不安を訴える「金色」「くだらない」といった曲も面白い。まだまだメジャーというわけではないからこそ、妙な横槍も入らずにこういう曲が歌えるのだろう。だが、メジャーな芸能人がテレビで政治や社会への不満を語るとバッシングされるこの歪んだ正義がまかり通る世の中で、ちゃんとそういう歌が歌えるということを知らせてくれたのは、うれしい。また、その中でユーミン的な曲の「パーティはすぐそこ」がポコッと収められているのも面白かった。

 ただ…致し方ないのだろうが、コンプレッサーを際限なくかけまくり、音圧を無理やり引き上げて、過剰包装・合成着色料まみれとなっている音質は。この国のpops音源として相変わらず辛い。楽器の定位も減衰余韻もあったものではない。商品として売り込もうとした結果、音楽作品をスポイルするこの歪んだ音楽業界は、なんとかならないものか。

 かつて九州芸術工科大学という、日本で唯一のレコーディング・エンジニアを養成する課程を持った国立大学が存在したが、九州大学に併合合併され、規模が縮小されたらしい。そういう場が今、この国の音楽業界には必要かもしれない。

海苔波型2022年04月17日 16:53

 今のCDの音をPCで取り込んで、波形を見ると、大抵の場合、波形はギザギザではなく、ほぼべったり。

 四角い味付け海苔のような波形なので、海苔波形とも呼ばれるらしい。もちろん音楽としてもこれは不自然。だが、音圧をあげる(配信や放送でボリュームが大きく聞こえて耳につきやすいため、CM効果が狙える)ため、リマスターやらなにやらで、この形にしてしまうらしい。

 邦楽では海苔波形の上にすでに音割れまで起こしているものまである。洋楽も事情はあまり変わらないが、それでも音割れまでひどいリマスターは最近は減っている。

 同じ曲でも、古いCDは海苔にされる前の波形で記録されていることがあり、そういう古いCDは、たしかに音圧が低く感じて、スマホなどの貧弱な環境では音が小さくなるし、海苔波形のほうがよく聞こえるような気もする。

 だが、ちゃんとしたスピーカーとアンプを通して聞けば(高級品というわけではない。家電店で手に入るミニコン程度)、海苔波形ではない曲には、演奏している場所の空気感のようなものがはっきり感じ取れる。海苔波形ははっきり言って「下品」に感じる。もちろん「下品」な音でないとつまらない曲もあるし、「下品」な音のほうが聴く人の歴史において好ましい場合もある。「上品」だけでは音楽はつまらない。

 それでも、アナログレコードが復権し、「音がいい」と若者たちに受け入れられるのは、アナログレコードには海苔波形をわざわざ作る必要がないからではないか。海苔波形には、CDの中にいかに無駄なく音を詰め込んででかい音を聞かせるかという、算盤勘定が見え隠れする。ある意味「しみったれ」たテクニックだ。

 「上品」も「下品」も、道楽なのだから、「しみったれ」と「効率」は相容れない。音圧が足りなければボリュームを上げればいいという人もいるが、フルボリュームの振動に耐えられる筐体をもったゼネラルオーディオは少ないし、ヘッドフォンやイヤフォンでそんなことをすれば、あっという間に難聴だ。海苔波形を作るのは簡単で、コストもさほどかからないだろう。それは「効率」なのだろうが、安価でフルボリュームでもビビらない、まっとうな筐体の再生機器を作るほうが道楽としては「上等」のような気がする。もちろん「上等」と「上品」は同じではない。

 そういえば100均などでもよく目にするスマホ用のミニホーンシステムは、そういう「上等」な工夫の商品なのだろう。本気でスマホ用のスピーカーホーンを木製で作成する人もいて、再生音を聞いたこともあるが、なかなかいい音(モノラルだが)だった。

 料理も音楽も(その他も)、やっぱり「上等」を狙うと、最後は自作に行き着くのかもしれない。

久々のピュアオーディオ2022年03月11日 21:08

 久々にピュアオーディオのシステムで音楽を聴いた。

 たいていメインシステムではなく、PCと同じデスクにあるミニオーディオシステムでしか音楽を聴く機会がなく、さもなければTVの音声という具合だった。

 やはりピュアオーディオのシステムでの音楽再生は空気感が違う。音楽と一緒に音楽を演奏する場所の空気もしっかり伝わってくる。もちろん、サラウンドシステムではなく、最高級というシステムでもないのだが、やはりこの再生音は別物だとつくづく思う。

らじる★らじる録音失敗2022年02月28日 21:18

 Raspberry Piで作ったDLNAサーバに、「らじる★らじる」の録音スクリプトを書いて、crontabでタイマー設定をして録音していた。

 ところが、今日、録音できているはずのデータがサーバ内のどこにもない。Raspberry Piの時間が狂ったかとdateコマンドを打つと、正常に時刻は表示される。スクリプトを手動で起動すると、やはり何も録音できていない。

 もしかしたら…と思ってググってみて解決。今まで使っていたスクリプトに指定していたらじる★らじるのURLが変更になっている。

 今までのURLは2021年3月までのもので、2022年2月27日までは使えていたが、どうやら今日、2022年2月28日(月)より廃止となったようだ。ログを見てもURLが見つからないというエラーを吐いていた。

 スクリプトを修正し、手動で起動すると、無事録音できている。今日の番組は聞きそびれたが(聞き逃しもなさそう)、まあ仕方ない。

CD整理2022年02月20日 16:36

 久々にCD探しを兼ねて少し整理を…

 最近はすっかりCDを聞かなくなってしまった。リビングで「アレクサ〜」で大抵の曲は聞ける。ffmpegでネットから落とした番組や曲はdlnaサーバに放り込んで、ネットワーク上で聴くし、よく聴く曲もリッピングして聴いていることがほとんど。

 それでもふと買っていたはずだとCDを探し、せっせとリッピングすることもたまにある。今日もそんな中で見つけ出したのがOrfeo盤のバイロイトの第9。そう、あのフルトヴェングラーの超有名盤と真贋論争を起こしたあのCDだ。昨年、BISから傍証となる録音が発売されて、Orfeo盤の方が実際のライブであり、旧来のEMI盤のほうはゲネプロなども使って「修正」したものであることがはっきりした。

 早速リッピング…dlnaサーバ、と言っても、Raspberry pi 2+に4TBのUSB-HDDを挿して、sambaとdlnaで家庭内LANに公開しているだけだが…リモートでファイル容量を調べて愕然とした…使用率90%!

 そう言えば、このサーバにはスマホから溢れかえった画像も記録しているのだった…早急にHDDを増設しなくては…