学校の体育館2017年07月11日 23:31

 子供に冷暖房は贅沢だなどと言っていた時代はずいぶん遠くなった。今時そんなことをしたり顔でいうのは、かなり時代錯誤的な御仁だろう。すでに多くの家庭で発生した熱や冷気は、室外機によって大量に野外に吐き出され、アウトドアでの冬冷房・夏暖房は加速の一途だ。いつまでも昔が続くなどという脳天気なことは言ってはいられない。

 学校の体育館は、そんな中で冷暖房が完備されていない場所と言えるだろう。体育で使うのだから、夏はどうせ汗をかくし、冬はすぐにあたたまると言った理屈でもあるのだろう。本音を言えば、設備投資を含めた冷暖房費の予算がつかないと言ったところだろうか。

 だが、一度災害が発生すると、学校の体育館は避難所として活用されることになる。水害が多く発生する夏、雪害の冬、地震など季節を選ばない災害も多い。そして、冷暖房のない体育館での避難生活が長引けば、確実に健康状態は悪化する。

 学校の体育館こそ、自家発電装置も含めた冷暖房を早急に完備しておくべきではないのだろうか。子供の贅沢などという問題では決してない。

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