こういう職業2017年08月24日 23:22

 採用倍率が高い。

 採用決定時期が非常に遅い。9月にならないと採用の有無がはっきりせず、採用されたからと言っても、翌3月末まで配属があるという保証がない。配属がなければ正規雇用は取り消し。

 非正規雇用が多いが、単年度契約。その割に仕事内容や勤務体系はほとんど正規雇用者と同じ。

 仕事内容は過酷。ほぼ毎日残業で、長時間労働は常態化し、休日出勤も状態化。早朝勤務も頻繁に行われる。精神疾患罹患による退職者多数。残業手当はなく、その代わりに月数千円の手当が残業の根拠とされている。

 給与は可もなく不可もない。賞与は安定。時々給与表の切り下げによる定期昇給の長期ストップがある。働き盛りの子育て世代にはつらい仕打ちだ。

 リストラは存在するが、それに伴う人材解雇は基本的に行われない。

 どうだろうか。希望者が殺到しそうな職業だろうか。

 人材が不足していることが昨今問題視されている職業の状況はこんなものである。その職業は…教師。

 仕事のやりがいをもっとアピールすれば、必ず人材は集まると、お役所は言っているらしい。その目論見が果たしてうまく行くものなのだろうか。