ubuntuで聴き比べ2020年02月16日 20:24

 ブラジルのバンド、delicatessenのアルバム、「Goodnight Kiss」をflacにしてdlnaサーバに送り込んだついでに、ふと思いついてubuntuでの音質比較をしてみた。

 まず、万能メディアプレーヤとしてOSを選ばないVLCメディアプレーヤを使ってみる。タブレットではメインに、スマホでもサブとして使っているが、ubuntuでは動画をみる程度でしか使っていない。視聴曲はトラック1の「You Turned The Tables On Me」の冒頭。音が前にせり出して来て、元気のいい音。あえて言えばアメリカンサウンドといった感じか。音像は真ん中に集中して、よく言えばガッツがあってボーカルも際立つが、広がり感はあまりない。聞きやすいし、曲によってはマッチするものもありそう。

 次はlinuxの定番と言ってもいいだろう。clementineを使ってみる。こちらになると音像がフット広がり、ギターのチョーキングもリアルになり、空気感が出てくる。ボーカルはVLCよりやや下がり気味だが、定位はぴしりと決まって生々しい。VLCより少しクールに、上品な感じか。普段使いはこちらだ。スマホ版のtechnics Music Apprication(今日突然復活している)がubuntuで使えれば面白いだろうと思った。

 番外編として、Audacityを使ってみた。メディアプレーヤとしては使い勝手が良くないが、ファイルごとの音楽再生はできる。音質はこれがダントツ。音像も広く、定位もきりりと決まり、空気感も一番はっきり。ギターもボーカルも一層リアルに。さすが編集アプリ、モニター調の妥協のなさがきっちり音に出てくる。内部でアップコンバート処理しているのが効いているのかもしれない。