無題2021年02月04日 21:14

 タイトルをつける気も起きない。

 かつてわれわれはある人物を教育を司る大臣に担いだ。
 かつてわれわれはある人物を首相に担いだ。
 今われわれはある人物をスポーツと称する活動の総括者として戴いている。

 トランプを大統領に担いだアメリカを笑う資格は、もはやわれわれには微塵もない。

 そして、女性に敬意を払えない人間が、女性にしか敬意を払えないとも思えない。

 もちろん、その取り巻きもまた同じだろう。

 その末端には、先端に灯油を染み込ませた雑巾をくくりつけ、火をつけた状態の棒を振り回すことの危険性にすら気づかない連中がいる。そしてそんな危険な「芸」を見て喜ぶ連中がいる。

 不届き者を追放するだけでは何も解決しない。そんな連中をのさばらせたのは、ほかでもないわれわれ自身だ。

 ある人物、その実体はわれわれ自身である。