6AQ5でシングルアンプ その2 ― 2016年09月22日 22:04
本腰を入れて設計に。
6AQ5を3結で、5kΩのRLで使うとすると、最大プレート損失10Wを超えないようにバイアス点を設定して、Eg1=-16Vあたりで、Ep=250V、Ip=36mAあたりが妥当と判断した。この点での損失は36mA✕250V=9W。90%の稼働率だ。これで簡易出力を考えると、36^2✕5/2000=3.24W。
思った以上に取れることがわかる。8Ωインピーダンス出力での出力電圧は√(3.24✕8)=約5.1V、このオペレーションでの増幅率は実行入力電圧32/√2/2で5.1Vを割って、μ=約0.45(約-6.9db)、ひずみ率は0.08%程度。電源電圧250Vは、手持ちの電源トランスから考えると、これ以上低圧を取り出すのがかえって難しいからだ。ドロップアウトが大きければ、電源インピーダンスが跳ね上がり、腰砕けになりかねない。
これに合わせる6AU6は、33kΩをRLに、Ebb=250Vで動作させて、バイアス点はEg=-2V、Ep=119V、Ip=4mA、出力電圧は55Vp-pとなる。0.6V程度の入力時に6AQ5をフルスイングできそうだ。増幅率μ=27.5(約29db)といったところ。したがってトータルの増幅率は27.5✕0.45=約12.4倍(約21.9db)。オール3結なので無帰還でも行けそうだが、軽く3db程度のNFBをトータルでかけても18.9db(約8.8倍)と、ボリューム位置がアップする分アンプには有利なので、問題はなさそう。実はRLを22kΩにするとひずみ率はほぼ0に近くなるのだが、このオペレーションでは0.07%程度のひずみが発生する計算になる。6AQ5の前述のオペレーションでのひずみ率が0.08%程度なので、ちょうどひずみの打ち消しが図れる。残り0.01%のひずみは、まあ許容範囲内だろう。音質には悪さをしないと言われる2次ひずみのはずだ。3dbのNFBなら0.007%まで下げられるという狸の皮算用。
ちょっと楽しみになってきた。
6AQ5を3結で、5kΩのRLで使うとすると、最大プレート損失10Wを超えないようにバイアス点を設定して、Eg1=-16Vあたりで、Ep=250V、Ip=36mAあたりが妥当と判断した。この点での損失は36mA✕250V=9W。90%の稼働率だ。これで簡易出力を考えると、36^2✕5/2000=3.24W。
思った以上に取れることがわかる。8Ωインピーダンス出力での出力電圧は√(3.24✕8)=約5.1V、このオペレーションでの増幅率は実行入力電圧32/√2/2で5.1Vを割って、μ=約0.45(約-6.9db)、ひずみ率は0.08%程度。電源電圧250Vは、手持ちの電源トランスから考えると、これ以上低圧を取り出すのがかえって難しいからだ。ドロップアウトが大きければ、電源インピーダンスが跳ね上がり、腰砕けになりかねない。
これに合わせる6AU6は、33kΩをRLに、Ebb=250Vで動作させて、バイアス点はEg=-2V、Ep=119V、Ip=4mA、出力電圧は55Vp-pとなる。0.6V程度の入力時に6AQ5をフルスイングできそうだ。増幅率μ=27.5(約29db)といったところ。したがってトータルの増幅率は27.5✕0.45=約12.4倍(約21.9db)。オール3結なので無帰還でも行けそうだが、軽く3db程度のNFBをトータルでかけても18.9db(約8.8倍)と、ボリューム位置がアップする分アンプには有利なので、問題はなさそう。実はRLを22kΩにするとひずみ率はほぼ0に近くなるのだが、このオペレーションでは0.07%程度のひずみが発生する計算になる。6AQ5の前述のオペレーションでのひずみ率が0.08%程度なので、ちょうどひずみの打ち消しが図れる。残り0.01%のひずみは、まあ許容範囲内だろう。音質には悪さをしないと言われる2次ひずみのはずだ。3dbのNFBなら0.007%まで下げられるという狸の皮算用。
ちょっと楽しみになってきた。
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