ストーカー2014年11月05日 00:14

 「ストーカー」といっても、当節はやりの、異性関係について犯罪に問えるほどの節操ない行動を取る輩のことではない。

 旧ソ連時代に発表された、アルカジイ&ボリス・ストルガツキーのSF小説である。映画好きの方には、アンドレイ・タルコフスキーの同名映画の原作と言ったほうが、またゲーム好きの方には、「S.T.A.L.K.E.R.」の原点となった作品と言ったほうが通りがいいだろう。

 私も映画からこの作品に入ったのだが、原作小説を手に入れようと思った頃にはすでに絶版。残念な思いをしたものだ。

 ところが、今年のハヤカワ文庫の100冊2014で見事に復刊。さっそく購入(価格上昇には閉口したが…)。

 カバーにある著者紹介を見ると、「収容所惑星」「蟻塚の中のかぶと虫」「波が風を消す」といった懐かしい作品群が…しかしどれも絶版中。

 ストルガツキー兄弟の作品を読むのがこんなに難しくなったとは…オリジナルが英語ならネット書店で原書をゲットすることもできそうだが、なにせロシア語は理解不能。首を長くして復刊を待つしかなさそうだ。

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