天下泰平2018年04月11日 23:56

 決済の捺印をした書類になにが書いてあるか、きちんと読んでいないと、国家の中枢にある要職が公然と言い放つ。

 まるで昭和の喜劇映画のスチャラカ社長や重役のようだ。

 これで国が収まっているというのだから、この国は実に天下泰平だったということなのだろう。世界に波風が立ち始め、このままでは立ちいかなくなるというのが、ここ最近の騒動の実態といったところか。

 昭和元禄を懐かしむ人は、その頃の社会にしがみつき、その頃の社会の再来を願う。だが、そんなものは二度と返ってこない。というより、都合の悪いことは見なかったことにして、スチャラカを決め込んでいたのだが、そうも行かなくなって、世の中みんなが困ったことになっただけだ。バブルもまた然り。

 保守がここまでスチャラカを容認し続けるのなら、信用も失われるだろう。信なくんば立たず。