「ダイアナ」鑑賞 ― 2018年04月18日 23:04
「ダイアナ」を鑑賞。
故ダイアナ妃の離婚から死までと、その間の恋愛についてを描く作品。
作品の端々に、この作品が描くダイアナのキャラクターを指し示す言葉が現れる。「愛情を注ぐことに夢中なあまり、愛情を注がれるのが下手」「感情のほうが突っ走って、周囲が見えなくなり、はみ出してしまう」「子供の頃から待ち続ける人生だった」などなど。そして、ストーリーは、この言葉が示すそのままのダイアナの姿を描き出していく。
かつてフランス映画でイザベル・アジャーニがよく演じていた、愛情に暴走して自滅していく女性を地で行きそうなダイアナ。もっともこちらは実在の人物をモデルにしているので、抑制は効いているが。それでも新しい恋人のことを思うあまりに暴走し、相手の気持も考えず突っ走ってギクシャクしたり、自分の立場を危うくしてしまったり。そんなダイアナを愛おしむように、映画は静かに、抑制をきかせながら、ダイアナに寄り添うように進んでいく。
いずれにせよ、孤独な、そして自分の感情に正直な女性であったという描き方が一貫している。その寂しさがラストの余韻につながっていく。
派手ではないが、良質な映画。
故ダイアナ妃の離婚から死までと、その間の恋愛についてを描く作品。
作品の端々に、この作品が描くダイアナのキャラクターを指し示す言葉が現れる。「愛情を注ぐことに夢中なあまり、愛情を注がれるのが下手」「感情のほうが突っ走って、周囲が見えなくなり、はみ出してしまう」「子供の頃から待ち続ける人生だった」などなど。そして、ストーリーは、この言葉が示すそのままのダイアナの姿を描き出していく。
かつてフランス映画でイザベル・アジャーニがよく演じていた、愛情に暴走して自滅していく女性を地で行きそうなダイアナ。もっともこちらは実在の人物をモデルにしているので、抑制は効いているが。それでも新しい恋人のことを思うあまりに暴走し、相手の気持も考えず突っ走ってギクシャクしたり、自分の立場を危うくしてしまったり。そんなダイアナを愛おしむように、映画は静かに、抑制をきかせながら、ダイアナに寄り添うように進んでいく。
いずれにせよ、孤独な、そして自分の感情に正直な女性であったという描き方が一貫している。その寂しさがラストの余韻につながっていく。
派手ではないが、良質な映画。
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