「荒野の用心棒」を観る2019年08月11日 23:12

 「荒野の用心棒」を観る。

 セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演とくれば、大作映画の構えだが、どちらもまだキャリア初期。マカロニ・ウェスタンの嚆矢として有名な作品で、テーマソングも有名。

 それにしても、まさに黒澤明の「用心棒」の丸パクリである。現に著作権侵害で訴えられて負けているのだから、丸パクリと言われても仕方がない。それでもきちんと西部劇として成立しているのだから立派なものだ。もちろん古典的西部劇とはイメージの違う主人公なのだが、後の「ダーティハリー」もイメージさせるキャラクターで、これがイーストウッドの出世作になったのうなずける。原作の素晴らしさにキャラクターの魅力で翻案を成功させ、低予算でありながら、満足できる作品に仕上がっている。

 なんだかんだと言いながら、オリジナルに深い愛情とリスペクトがあってこその成功なのだろう。