raspberry pi のbluetoothがエラー2020年02月08日 23:15

 raspberry pi 3+に3.5インチのタッチパネルディスプレイを取り付けた手のひらサイズのPCを、けっこう重宝しながら使っていたが、数日前、bluetoothが使えなくなっていることに気づいた。画面情報のメニューバーのbluetoothのアイコンがグレーアウトして、設定ができなくなっている。数ヶ月前まで、bluetooth接続でスピーカーを鳴らしていたのだから、明らかに変だ。

 bluetooth関連のアプリケーションのアップデートや手動インストールも全てやってみたが変化なし。raspbianもstretchだったのを、SDカードを新規に用意して、現行バージョンのbusterに切り替えてみたがだめ。

 最後の最後に、現在Volumio専用として使っている別のraspberry pi 3+に、stretchのSDカードを差し替えて起動すると…あっさりbluetooshアイコンが青色に…

 そう言えば最近、手のひらPCを派手に落としたっけ…どうやら物理的に壊れてしまっていたらしい。

raspberry pi 3にbluetoothマウスとキーボードを承認させる2020年02月09日 17:04

 volumio用のraspberry pi3+のmicroSDを差し替えて、最新のraspbian busterを収めたmicroSDで起動。

 OpenGLを使う設定にすると、Libreoffice Impressのスライドショーが立ち上がらない。今回はこれを使う必要があるので、迷わずグラフィクスはデフォルトに戻す。これなら問題なし。

 Hifiberry Dac ProもI2cで問題なく認識、HDMI、analog、Hifiberry、どれからでも音声出力が可能。bluetoothスピーカーは手元になかったので実験できなかったが、パワードスピーカーやオーディオ機器との接続は問題ないので、困ることはなかった。

 まずUSBマウスを挿してraspbianを起動、bluetoothマウスの電源を入れ、ペアリングモードにしてから、デスクトップのbluetoothアイコンをUSBマウスでクリック、「add」で検索させるとすぐにマウスがヒット、「connect」を選択すればあっという間にペアリング完了。bluetoothマウスを使って同じ要領でbluetoothキーボードとペアリング。これもあっさり終了。

 プロジェクタ近傍にraspberry piを置いて、モバイルバッテリーで起動させ、HDMIでプロジェクタと接続。プロジェクタの音声出力は貧弱なので、できればbluetoothスピーカーをペアリングして音声サービス範囲を拡張し、プロジェクタから離れたところからマウスorキーボード操作でスライドショーや動画を再生したかったのだが、これで一応の目処はついた。大きくてかさばるPCを持ち運んだり、場所を取るタブレットを持ち込む必要もない。余計なケーブルを絡ませることもなくて、手軽でいい。

ヴィジョン弦楽四重奏団2020年02月11日 22:18

 NHK-FMでヴィジョン弦楽四重奏を聴く。

 リアルタイムは夕食時なので聴くことができない。らじる★らじるをffmpegで録音し、それをあとで聴いている。この手だとNHK-FMの祝祭日の「三昧」のような長時間番組もゆっくり聞けるので、聞き逃しサービスがなくても困らない。

 一曲目の現代音楽から、溌剌としたリズムの進行に耳を奪われる。二曲目のハイドンもまた溌剌として屈託がない。若々しい演奏がいい。その後はジャンルを跨いだ選曲と、サービス精神旺盛な日本語を交えたトーク。後半はメンバーでもあるヤーコブ・エンケの自作が続くが、どれもリズムのキレがよく、遊び心もたっぷりで楽しめる。

 ネットで検索すると、まだCDなどは出ていない様子。3月に第一作のCDが出る予定らしい。楽しみだ。

Tom Waitsを聴く2020年02月12日 22:30

 Tom Waitsの曲を聞いてみる。

 アメリカのシンガーソングライター、Tom Waitsの曲を聞いてみた。配信やYouTubeなどで、今は色んな人の曲が気軽に無料で聞ける。便利ではあるが、本当にいいのかどうか…

 歌は上手いというわけではない。飾り気のない、美声というよりだみ声に近い声。これがいい。渋くしみるような歌いぶりで静かに別れや哀しみを歌っている。

 一人ぼんやりグラスを傾けながら聴くのに最適。こういう曲は日本国内ではとんと耳にしなくなった。しばらくいろいろと聴き込んでみたい。

 今気に入っているのは、"Hope I Don't Fall in Love with You"と”
Grapefruit Moon”の2曲。

世界にひとつだけの…2020年02月13日 22:38

 花は、この人にとっては残念なものとなってしまったようだ。

 ナンバーワンになったのはいいが、オンリーワンにはなれなかったようだ。彼もまた溺れたものの一人に堕してしまった。それも2回も。これだけはオンリーワンであってほしかった。

 オンリーワンはユニーク、つまりロンリーワンである。ロンリーワンを徹底的に肯定すれば、そこに生まれるのは絶対的自己肯定となる。そこには自己を疑い、否定し、再構築する心はない。自己保全と保身、そして自己の欲望の際限ない肯定と受容があるだけだ。だからロンリーワンはアウトローとなり、社会からはみ出さざるを得ない。その孤独に耐えられないなら、オンリーワンはつとまらない。自己を否定する覚悟と不安をしっかり抱えない限り、オンリーワンはただの甘ったれだ。

 オンリーワンを貫いて再起するには、ロンリーワンの覚悟が足りなかったのだろうか。それとも最初からそんな覚悟はないままに、あの歌を書いたのだろうか。

 私はあの歌が最初から、今でも心底嫌いだ。