ハイレゾ音源2014年07月14日 21:21

 ハイレゾ音源、音楽好きでオーディオ好きなら興味をそそられる。

 現在、オーディオに入れ込むほどの経済的余裕がない私だが、ご多分に漏れず、体験したくてしょうがない。しかし、オーディオ業界は地方ではすでに完全に壊滅。どうしたものかと思っていた。

 日本の某有名オーディオメーカー(アルファベット大文字4文字の、あの会社)の製品に触れると、確実に動作不良を誘発するという特異体質の持ち主なので、SACDにも手を出さず、安価なMarantz製のCDプレーヤの同軸デジタルアウトから取り出したデジタルデータを、懐かしのPioneerのDAT、D-HS5に入力、DACモードでレガートリンクコンバージョンSを経由して、ハイレゾもどきでメインシステムで聞いている。

 最近、PCがクラッシュしたため、ディスプレイも含めて新調したおり、PioneerのBDプレーヤを安価に購入し、ディスプレイに接続してBDも鑑賞できるようにした。PCもオーディオはサブシステムを別に立てていたが、このBDプレーヤ、CDもなかなかいい音だった。自作DACが完敗するほど。

 驚いて色々と調べると、なんのことはない。内部でハイレゾ変換をやっていたようだ。おまけに、192kHz/24bitのwavをUSBで取り込んで直接再生も可能…ハイレゾ対応機だったわけだ。

 音源はどうする…と考えた時、ふと思いついたのがAudacity。さっそくCDをリッピングし、Audacityで読み込み、右下の「プロジェクトのサンプリング周波数」のプルダウンを見ると…192000もあれば、384000まである!192000を選択し、「ファイル」メニューから「書き出し」を選択、ファイルの書き出しペインの右下「wav(microsoft 16bit)」云々をプルダウンで「その他の非圧縮ファイル」に変更、さらに下にある「オプション」をクリックして、エンコーディングのプルダウンで「Signed 24bit PCM」を選択、曲名を指定して「保存」。

 あっけなく192kHz/24bitのハイレゾ音源の出来上がり。あとはUSBメモリにでき上がった音源をコピーして、BDプレーヤへ。もちろん同一曲の44.1kHz/16bit版もコピーして比較試聴。

 音像が締まって、見通しが良くなる。全体的に静謐なイメージが出る。ハイサンプリング特有の低域の締りと定位の向上。クリアさが向上。レガートリンク経由の音像と共通の傾向があるが、こちらのほうがよりクリアかもしれない。

 調子に乗って数枚の音源をハイレゾ化。384kHz/32bitも作成してみたが、これを再生できるのは我が家ではaudacityのみ…しばらくは192kHz/24bitで我慢するか…