raspberry pi 400の音声出力2023年06月14日 22:29

 raspberry pi 400には、音声出力端子がない。もちろんHDMIから画像と一緒に出力されるのだから、音が全く出ないというわけではない。しかし、音声だけを取り出して別系統で再生したい状態になったので、ひと思案。

 お金はなるたけかけたくない。となれば、一番真っ先に考えたのがraspberry pi pico とpico audioで構成したDAC。その次にUSB-DACを接続する方法。同程度の音質ならpicoのほうが圧倒的に安い。問題はメンテナンス性。Windowsユーザで、offce365でさえちと怪しいというユーザの中ではまずpicoのメンテは不可能だろう。かといってUSB-DACはそれなりのお値段がするのも事実。

 完全に失念していたのは、pi400にもピンヘッダがあったということ。ならばHAT-DACでI2S通信DACが使える。音質もよいし、安くても音質は侮れない。pi400に設定は必要だが、picoのようにC++をコンパイルして移植するような手間はかからない。試して見る価値はありそうだ。

 もう一つ。HDMIとモニターの間に音声スプリッタを噛ませる方法。スプリッタの耐用年数がどのぐらいかは未知数。音質的にどうなのかも未知数。

 第一候補はこの場合、HATになるのか…


volumioでradiko2023年06月12日 22:03

 volumioでらじる★らじるを聴くのはさほど難しくない。ウェブラジオのマイウェブ放送局で手動で登録すれば再生できる。だが、dadikoだとそうはいかない。volumio2の時代はプラグインを二つ使って、インターフェースを切り替えることで聴くことができていたが、結構面倒だった。おまけにvolumio3になると、必要なプラグインがインストールできなくなっていた。

 最近、そんな手を使わなくてもvolumioのプレイリストにradikoの放送局を取り込んで再生できる方法をネットで発見。早速試してみたが…

 なぜか地元とは遠く離れた土地の放送局しか引っかからない。どうやら地域特定コードが間違っているらしいが、volumioにインストールしたスクリプトでは地域特定コードが明示的に打てない。クッキーあたりから地域特定コードを読み取っている設定らしいので、もしやと思い、Volumioをリモートで設定していたPCのブラウザでradikoのサイトにアクセスすると…ビンゴ!

 どうやらradikoのサイトがこちらがアクセスしているネットワークを他の土地に紐付けていたらしい。ウェブサイトから修正依頼をかけると、今日になって正しく修正されていることを発見。

 多少まごつくこともあったが、ともかくvolumioで地元ラジオがインターフェースを切り替えることなくプレイリストから選曲でき、再生できるようになった。これならいっそRaspberry pi zeroにこの設定を噛ませたvolumioを入れて、HATでI2C接続のアンプをつないでスピーカーを鳴らすネットラジオが作れそうだ。


「Captain Fingers」を聴く2023年05月28日 18:00

 リー・リトナーのソロ2作めのアルバム、「Captain Fingers」を聴く。

 先日、最近見つけた中古レコード店で見つけたアナログ盤。帯がボロボロになっていたおかげで格安で購入できた。店員さんが心配そうに声をかけてくれたが、なに、板さえちゃんとしていれば問題なし。帯はなくても構わない。

 A面にかなりのプチプチノイズ。中古LPにはありがち。B面はうってかわってきれいな再生なので、A面は3回再生。3回目は45回転で。プチプチノイズの正体は音溝にこびりついている汚れなので、手っ取り早く軽減するには再生するのが一番。昔、LPが現役だった頃は新品の最初の演奏はノイズが多いので、録音するなら2回めの再生がベストだったが、あれも剥離剤が音溝にへばりついていてノイズを発生させていたから。試しにプチプチノイズの出るアナログ盤を再生したあとの(もちろん片面)レコード針のスタイラスにはガッチリゴミがついていることが多い。

 演奏は申し分ない。さすが名盤と言われるだけのことはある。ギタープレイの爽快さ、かっこよさったらない。フュージョンと後に呼ばれ、低い評価がくだされるようになるジャンルだが、その初期であるこの作品にはそんな低評価は当てはまらない。というより、今のジャズはフュージョンも通り越して様々なジャンルの混交音楽になっている。「All that jazz」とは「あれもこれも」の意味だが、文字通りそんなジャンルになっている。フュージョンというジャンルは廃れたのではなく、それ自体がJazzになっていて、もはや名前をつける意味が亡くなっているのだろうと思う。

 アナログを聴く儀式、そして片面が30分未満という物理制限も丁度いい。ゆったり座って菊には最適だ。

久々にアナログ2023年05月21日 17:11

 久々に(2ヶ月以上ぶりか?)、メインのオーディオに火を入れて、アナログレコードをかけてみようとした。

 もともと調子の良くない、20年以上前に作った807シングルの右チャンネルが不安定。
 原因を探ると、パワーアンプではなく、6AV11で作ったプリアンプの入力スイッチの接点がなまっているようで、何度かグリグリやったら、ロータリースイッチのつまみが一気に空回り。軸を食いしめているカップリングのネジが緩んでしまっていたようだ。

 プリアンプを外し、ケースを開け、6角レンチで軸を締め直して再接続。さて今度こそと思うと、右チャンネルが緘黙。パワーアンプを見ると、右の807のヒータが点灯していない。

 すわヒータ切れかと焦ったが、一応と思って807のプレートキャップを外し、ソケットから抜いて再挿入、プレートキャップをもとに戻して電源を入れると…無事ヒータ点灯。どうやらソケットの接点も接触が悪くなっていたようだ。

 やっとのことでアナログ再生。アルミ部品が傷んでしまい、アーム高さ調整ネジがボッキリ折れるという、ネット上で有名なトラブルのGT-2000。アーム高さは適当なつっかえを入れて合わせているが、おそらく回転部分もそうとうの経年変化をしているのだろう。それでもゴキゲンにAT−33 MLOCCを鳴らしてくれるのはありがたい(心の中ではTechnicsとのコンバートを期しているのではあるが)。

 聴いたのはヒーバート・ローズの「春の祭典」。先日中古レコード店で格安で手に入れた一枚。


Technics SL-1200M7Lのフィギュア2023年05月14日 14:34

 近くの商業施設に買い物に行って、ふと「ガチャガチャ」コーナーの前を通りかかると、目に飛び込んできたのが「Technics」の文字。

 何だろうと近づくと、SL-1200M7Lのフィギュア。全7色のカラーバリエーションが実機同様に設定されている。

 お値段はガチャガチャとしてはお高めの500円なれど、実機に比べれば安いもの。思わず手を伸ばしてしまった。出てきたのはグリーンバージョン。

 数日後にまたまた「ガチャガチャ」。今度はレッドバージョン。

 アームは可動式、ダストカバーもヒンジレスで再現。LPレコード(もちろんフィギュア用の)も、ジャケット付きで再現。

 あと5色…欲しくなるのも人情か。