crowfield blog

　連日野球である。

　スポーツを観るのは嫌なので、普段は見ないのだが、夕食時に家人がTVをつければ、嫌でも目に入ってくる。

　まったく野球を知らないわけではなく、草野球は子供の頃にやっていたので、見ていて退屈ということはない。だから余計悪い。選手のプレーを見てついあれこれと口出ししたくなる。エラーすれば悪態をつき、あるいは喜び、得点すればまた同様。気がつけばすっかり上から目線だ。そしてCMのときにそんな自分を思い出してゾッとする。

　家族の一人が「負けた国は帰国したらどんなひどいことを言われるだろう」とつぶやいた。サッカーでは負けたチームが帰国すると身の危険があるということも言われている。そういう危惧も取り越し苦労とは言えない。

　そっとリビングを出てしばらくすると、リビングのTVはゲーム機から流れる野球ゲームの実況に変わっていた。これもオンラインのｅスポーツになったら、今の野球と同じようになってしまうのかと思うと、少々つらい。遊びを遊びのまま、そっとしておいてくれるわけにはいかないのだろうか。