ショルティのリング2023年03月25日 21:15

 ショルティのリング、CD全15枚。随分昔に大枚はたいて、当時販売されていたPureGold CDで買った。とはいえ、1曲でも約4時間、全部聞けば15時間超えにもなろうかという大作、当然しょっちゅう聴くわけでもなく、映像なしなので集中力も保たない。気がつけばラックの隅に埋もれているも同然の状態。

 これを全部リッピングしてflacファイルに圧縮し、HDDにおさめてしまおうと考えたのだが、どうやらこのPureGold CDが我が家のPCのディスクドライブと相性が悪いようで、各CDの2トラック目前後に集中的に読み取りエラーが起きてしまっている。

 結局、エラー確認のためには全曲聞き直しということになった。やっと全曲の2/3ほどまで確認終了といったところ。データ化してありがたいのは、なんと言ってもディスク収録のために幕とは関係なく切れ目があった部分も、ギャップレス再生で連続して聴けるということ。きちんと幕と幕の間の空白で一息つける。逆に強制的にディスクエンドで一息つけないのは辛いところかもしれない。

 それにしても、こんなに荒々しい演奏だったのかと改めて再認識しているところだ。ブリュンヒルデを追うウォータンのくだりや、ノートゥングを鍛えるジーグフリードの槌音のワイルドなリズム、ファフナーとジーグフリードの戦闘の荒々しさ。ショルティらしさといえばうなずけるところもあるが、迫力満点である。

 ただしこの迫力はRaspebrry-Pi〜Volumio〜HiFiberry DAC PROのI2C接続で再生した場合。PCからアクセスして、ubuntu〜DeadBeef〜アナログ出力ではおとなしく、丸くなってしまう。こういったあたり、デジタル音源も再生装置によって印象が変わるのが面白い。

 チェックのつもりで聞き流しながら、ながら仕事を決め込むつもりが、耳を掴まれてしまって仕事が手につかない。これは贅沢な悩みだ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://crowfield.asablo.jp/blog/2023/03/25/9572068/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。