ゴジラ2014年07月27日 22:58

 ゴジラのリメイクもヒットして、やっと里帰りのようだ。

 1954年の初代を観たのは80年代になってからのこと。リバイバル上映で、ちゃんと劇場で観ることができた。当時でも地方では「あんなくだらないもの、いい年して観に行くなんて」などと言われたものだ。

 「ゴジラ=怪獣=子供だまし」という図式が完成してしまっている現在、初代ゴジラをどれだけの人がきちんと受け止めるだろうか。書籍や評論では高く評価されているものの、一般大衆の中ではやはり「くだらない」という感覚で捉えられているだろう。

 色眼鏡をかけると、見えるものも見えなくなる。見えるものから目を背けることになる。もったいないことだ。

 しかし、コマーシャルベースに乗って子供だましの作品を濫造するのはもっともったいないことだ。

 最近、映画のプロモーションでも、芸人がわけのわからないおちゃらけでシリアス作品を宣伝することが多くなった。これもまた子供だまし。

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