Raspberry Pi PSでのショートカット作成2022年01月13日 21:05

 Raspberry Pi OSのデスクトップにショートカットアイコンを作るのは、Windowsと違ってひと手間かかる。

 まず、ショートカットを作るためのアプリをインストールする。ターミナルでおなじみのコマンドを使う。

 sudo apt install lxshortcut

 次に、デスクトップ上にアイコンを作る。

 cd ./Desktop
lxshortcut -o "ショートカット名"

GUI画面が立ち上がるので、名前欄にショートカットの名前を、コマンド欄にコマンドを入力。何かのアプリを立ち上げたいなら、"/usr/bin/hoge"(hogeには起動させたいアプリのコマンド名が入る。起動コマンドが別の場所にあるなら、そこのフルパス)、フォルダを開きたいなら"xdg-open "開きたいフォルダのフルパス"を入力する。フォルダだけをコマンドに入力してもダメなので注意。ファイルマネージャを起動するコマンド"xdg-open”は必須。「アイコンの変更」で適当なアイコンに変えることもできる。入力が終わったら「OK」。これでアイコンができあがる。

 こうして作ったショートカットアイコンはダブルクリックすると「確認画面」が登場する。実行可能ファイルだけど、実行する?ターミナル起動して実行する?それともショートカットを修正する?やめる?と4択を迫る画面だ。ショートカットも実体はスクリプトなので、ターミナルで試行して、ダメなら再編集という流れは、いかにも教育用OSらしいが、一般ユーザにとってはこの仕様はうっとうしい。

 この「確認画面」を表示させずに、ダブルクリック一発でショートカットを発動させるには、まずファイルマネージャを起動する。
 ファイルマネージャの「編集」→「設定」と進み、設定画面の中の「実行可能ファイルを立ち上げる時は選択肢を出さない」にチェックを入れる(デフォルトではチェックなし)。設定が終わったらファイルマネージャは終了して構わない。

 これだけでショートカットをダブルクリック一発で起動できる。ショートカットそのものの設定ではなく、ファイルマネージャの設定で操作するのは気づきにくいので、注意が必要。