crowfield blog

　1000社近くの、主に建設業の企業が、新卒採用の社員の奨学金の一部を肩代わりする制度を始めたそうだ。

　以前から述べているが、それは特典でもなんでもなく、当然あるべきものだ。大卒の学生を社員としてほしいのなら、大卒という肩書の受益者はむしろ企業。本来中卒で採用して社内教育をすることのほうがまっとうなあり方だ。高卒採用に社会全体がシフトした結果、なんとか高校授業料実質無料の体勢ができたわけだから、大卒・専門学校卒も当然高校同様に求人条件として歌うなら、企業がその学費を負担するのが筋というものだ。それがいやなら「学歴・年齢・性別一切不問」とすべきだろう。

　人材不足解消のための福利厚生対策ということだそうだ。やっと一歩前進ということで、素晴らしい取り組みだと思う。だが、これは一業界のみならず、すべての企業が直ちに取り組まねばならないことだ。

　高卒以上の学歴を採用基準にするなら、採用企業はその学費を全額負担する。あるべき姿はこれだ。