入試不正2022年01月26日 21:45

 入試不正で警察まで動くという展開になっている。

 オンライン授業のベースができ上がっている大学教育なのだから、いっそ国公立大学はすべて東京大学として一括入学、授業はオンライン、対面や実習等は各国公立大学が適宜実施し、卒論指導もオンラインで適宜分散ということもできる世の中だ。

 そうすれば国公立大学は完全一元化、ランキングなどというものも綺麗サッパリなくなり、下宿や生活費などの過重負担もなくなる。サークル活動などの副次的活動は近場のキャンパスで実施すればよいだろう。私立大学などでは在宅講義もオンラインでできる。

 大学入試もハードルが下がる。その分卒業単位はシビアに認定して、実力主義で卒業させる方向に転換すればいい。すでにわかっている企業は通年採用にシフトしているのだから、なにも心太式に卒業させなければならないわけでもない。

 この方式で一番割りを食うのは受験産業や大学入試ランキングに依存した企業だろうが、すでに生涯教育やらなにやらと多角経営でリスクを分散しているようだから、たいして問題ないだろう。それでなくても、某情報企業が受験産業を侵食しているのだから。

 根本として、不正の方法を考える暇と知恵があるのなら、まっとうに点を稼ぐ時間と工夫を考えるほうがよっぽどいい。そんな知恵もないから、ずさんな不正で首を絞めるのだ。不正をする人間は不正をした時点ですでに合格に足る能力を有していない。

 顔を洗って出直して、点を稼ぐのに必要な時間と工夫をしてから再挑戦すべきだ。それができている人間を評価できないのは、評価できない側の能力の問題なのだから。

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